苦手な人への対処法|職場での人間関係改善と仕事運アップ

ここでは特徴的な相手を対象にその対処法をまとめている。冷静に相手を分析すれば適切な対応の仕方も見えてくる。もう我慢ばかりの職場生活は終わりにしよう。あなたの心がコントロールできるうちに、こちらから手を打つべきだ。

細かい指摘を繰り返す人

性格:自分の仕事をチェックしてくる。例えば会議資料のちょっとした文字の間違い、ページ数の付け違いなど、とても細かいことまで指摘するのだ。そういう人が近くにいると面倒くさい。ところで、この様な人には”指摘することで自分を認めて欲しい”という心理が見て取れる。例えば相手が上司であれば、その指摘は”あなたは自分の傘下に居ますよ(上下関係の確認)”という意を込めた攻撃と考えてもいいだろう。また、なかには仕事にケチをつけることで自分の立場を確保してくる者もいるのでやっかいだ。

対処法:こういう人達と上手くやっていくには、まず、小言を真に受けないこと。嫌味を言われても「そうですね」とひらりとかわしてしまう。そして”よく指摘してくれました”と感謝してみよう。彼らはあなたとの主従関係を確認し満足するだろう。さらに加えて「いつも的確なご指摘ありがとうございます。」とおだててみるの1つの手だ。気にせず受け流し、自分の仕事に集中していこう。そんな人は、かえって自分が非難を受けないよう細かいことでしか相手を非難できない小心者である。

自慢話を繰り返す人

性格:上司や先輩の中には、いつも自慢話をする人がいる。過去の営業成績や人脈の広さ、また武勇伝などを事あるごとに聞かされるのはつらい。このような人は、周りから認めてもらいたい、褒められたいという願望を強く持っている。人は自尊感情と言って”自分には価値があり尊敬されるべき人である”と思える感情がある。この自尊感情が高い人は人から何を言われても冷静に対処できる。一方で、自尊感情の低い人はだれかに褒めてもらうことでしか自分の価値を高めることができない。

対処法:これらの人はとにかく人から褒められたい。従って「~さん、凄いです」「いや、感心します」と毎回驚いてあげることだ。すると相手はあなたに好意を持ってくれる。なにしろ、会社の中でも自慢話を何度も聞いてくれる人は貴重な存在なのだ。ただ、デメリットとして、褒めて欲しいためにつきまとわれるケースもある。褒めながらも、程よい距離感を意識して接するのが良いかもしれない。

生理的に嫌いな相手

性格:社内にいる多くの仲間のサポートなしには、よい仕事は生まれない。ところが、仲間がすべてよい人間とはかぎらない。なかには気に入らない人もいるだろう。「かげでサボる」「性格が悪い」「仲間のミスを告げ口する」「部長の愛人」など、相手のなにが嫌いか明確にわかっている場合はまだしも、”なんとなく嫌い”と、生理的に受けつけないという人がいるかもしれない。

この「生理的に嫌い」とは、相手のなにが嫌いなのだろうか。嫌いな相手の嫌いな理由なんて考えるのも嫌で、あいまいに「生理的に」という言葉を使っている。もしくは、なんとなく外見が苦手ということの婉曲表現として使われる。

前者の場合は心理学的にみてみると、多くの場合、相手の嫌いな面を自分も持っている。つまり、自分自身の嫌いな部分を相手が見せることによって生じる感情だと考えられている。突き詰めようとすると、自分の嫌いな部分が浮き彫りになるから、嫌いな理由を放棄して、「生理的に」という言葉に置き換えている。これは自己防衛機能の一種なのである。似たもの親子がよくケンカをしているのはそのためである。

対処法:相手を生理的に嫌いだと思うと、加速度的に「嫌い度」が上がる。すると話すのもいや、見るのもいや、挨拶の言葉さえ出てこない。その相手とする仕事がつらくて仕方なくなる。しかし、ここは冷静に相手の中にある自分の嫌な部分を見つめて、自分の性格がよくなる好ましい相手と考えるとよい。また、相手のことを知ると、嫌な部分以外にも共通点があるかもしれない。相手の良いところを認めると、その人との距離も近づく。あえて自己を開示して心を開いてみよう。意外と仲よく仕事ができるかもしれない。

やる気のないグータラ人間

性格:社内ではいつもポカーンとしていて、外でも休憩ばかりしている。そんなグータラな部下をもつと上司はイライラさせられるだろう。人がやる気をなくすのはさまざまな理由があり、多くのことの積み重ねでもあるので、原因特定が困難なことがある。しかし放っておくと、さらに彼らの脳は停滞に向かい、ネガティブな感情で支配されるようになってしまう。そうなった相手とつき合うのは非常に困難である。

対応策:ふつうは『やる気をだせ』と叱責することが多いだろうが、実際は一時的なもので、効果は薄い。このような場合、まず、そんな人には運動と雑用をやらせるべきある。なにか用を言いつけて歩かせるだけでもいい。人は手足を動かすと、結果的に脳にも血流が回る。さらに短時間で片づけなどの雑用をさせると、脳内の「側坐核(そくざかく)」という部分が刺激され、脳内が興奮する。脳科学でいう「作業興奮」という状態になる。側坐核は人の意欲と関係しており、これにより自然とやる気がでてくるようになる。あとはできるだけコミュニケーションをとって、行動を促進させればいい。

話が大好きで仕事のじゃまをする人

性格:とても噂話が大好き。近寄ってきては、いろいろと周りの人の話をして、じゃまして帰っていく人がいる。たまにならいいが、毎日やられると迷惑である。こういう人は情報量をひけらかすことで、自分がすごい人(魅力的な人間、信頼される人間)だとアピールしたい心理で動かされている。また、人の不幸なネタが好きで、人の不幸な話をすることで、無意識に相対的な「幸福感」を感じているのである。話す相手はとても多いが、友達は少ない。

対応策:できれば無視をしたいが、無視をしたり、迷惑そうな顔をすると、相手はあなたを攻撃して、悪い噂を流す危険性がある。仕事的にどうしてもつき合っていかないといけない相手なら、相手にはあえて気をつかってやさしく接してあげよう。相手は友達も少なく、相対・比較でしか幸せを感じとれない。あなたのやさしさは心に染みるはずだ。そして、あまり親しくなりすぎずに、一定の距離をとること。『自分は仕事が遅いから、これやらないと』など、自分のせいにしても仕事のじゃまをしないように、それとなくでもしっかりと伝えたほうがいい。そうすることで、そつなく長くつき合っていけるようになる。

言うことが日々変わる人

性格:昨日は『やれ』と言ったのに、今日になると『やるな』と言う。そして、その指示に一貫性はなく、その日の気分で指示が変わる。そんな上司がいる部下はかなり不幸だ。このタイプの人間は、自分が賢いと思っており(本当に賢い人もいる)、条件によってものを瞬時に判断するが、その判断に理論がなく、いまひとつ記憶力も悪い人である。なにしろ効率が悪く、せっかくまとめた資料がダメになるなど、社会的にもエコではない。

対応策:このようなタイプの人は、自分の意志をすぐに行動に移せるイエスマンを好む。そのわりにイエスマンを嫌う発言を重ね、誰からも信頼されないことが多い。短期的にはイエスマンに徹するのも1つだが長期的な視野で考えるとこのような人には、理論武装をして理屈で攻めるのがよい。相手は理論部分が欠如している。理論的にものを組み立てられる人は、自分にない能力なので認めてくれることが多い。ただし、絶対に相手をバカにするような態度をだしてはいけない。あくまでも相手を立てながら、謙虚にアドバイスをするのが効果的である。

失敗をすぐ人のせいにする人

性格:失敗するとすぐに人のせいにして、その場をとりつくろおうとする人がいる。特に上司の前では、部下や後輩のせい、顧客の前ではメーカーのせいといって、その場を乗り切ろうと考える。ほとんどの人は自覚症状がなく、そういう思考回路ができあがっている。悪質な人は小さな責任をあえてかぶって、大きな問題を他人のせいにして、自分は善人のふりをする人もいる。これは「防衛機制」と呼ばれる人の防衛行動の1つでなかでも他人のせいにするのは「投射」と呼ばれる責任転嫁の行為である。

対応策·へたにかかわるとただ利用されるので注意。仕事的にかかわらなくてよい相手なら、かかわらないほうが無難だ。ところがこんな人が直属の上司にいると最悪。部下を踏み台にして出世しようとするので、下にいては会社の評価は上がらない。注意したいのは、この人の前では絶対にほかの人の悪口を言ってはいけないことだ。またこの相手には感情的にならずに冷静に接すること。そして、理論的に建設的な対応をしてスキを見せないことである。嫌いな相手だと思うが、あえて自己開示をして仲よくなると危害を加えられにくくなる。

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