36地火明夷|六十四卦の意味と解説

地火明夷

離下坤上 明夷

明夷、利艱貞。
【読み】
明夷は、艱[くる]しみて貞しきに利ろし。

初九、明夷于飛、埀其翼。君子于行、三日不食。有攸往、主人有言。
六二、明夷。夷于左股。用拯馬壯、吉。
九三、明夷于南狩、得其大首。不可疾貞。
六四、入于左腹、獲明夷之心、于出門庭。
六五、箕子之明夷。利貞。
上六、不明晦。初登于天、後入于地。
【読み】
初九は、明夷[やぶ]れて于[ここ]に飛び、其の翼を埀る。君子于に行きて、三日食らわず。往く攸有れば、主人言有り。
六二は、明夷る。左股を夷る。用[もっ]て拯[すく]うに馬壯んなれば、吉なり。
九三は、明夷れて于に南狩して、其の大首を得。疾く貞しくす可からず。
六四は、左腹に入り、明夷の心を獲て、于に門庭を出づ。
六五は、箕子の明夷る。貞しきに利ろし。
上六は、明らかならずして晦し。初めは天に登り、後には地に入る。

明夷は明るいものが破れ傷つく象。
明が地に入っている。明天が暗天に捕らえられ、閉じ込められている。

初九:陽剛居初。足元に辛うじて光が見える状態。危険の兆しを見てた所に向けだそうというという処であるが、困難からは逃れられない。
また、逃げ付いた領土の主から疑われるだろう。
六二:柔順正中。傷つけられたとはいえ、傷はさほど深くない。足を切られたようなもの。馬に乗って進めばいい。行動が法則にかなっている。
九三:陽剛居極。上六の悪の為に傷つけられるが、南へ兵を出せばその大首を捉えることができる。
六四:柔順居正。相手の腹中にはいり、逃げる道を探る事。危険から遠ざかることができる。
六五:明夷を傷つけられてもその貞しさを失わない。
上六:明夷を破る闇君。失徳失行によってその地位を奪われる。闇が天に昇るのは自然の法則に反してる。

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